【横田基地】「オスプレイいらない」座り込み10年

米軍横田基地(東京都多摩地域)の撤去、特殊作戦機CV22オスプレイの配備撤回を求める座り込み行動が17日、東京都福生市の同基地前で開かれ、行動が10年を迎えました。

横田基地の撤去を求める西多摩の会が呼びかけ、毎月開催しているもので、120回目となる今回には175人以上が集まりました。

参加者は、横田基地の撤去、オスプレイの配備撤回とともに、沖縄県民のたたかいに連帯し、辺野古新基地建設の中止、普天間基地の無条件・即時返還を求めて声を上げました。

同会の高橋美枝子代表は、横田基地のオスプレイが銃口を市街地に向けたまま飛行するなど危険な実態を告発。
「こういう場がなければ一人ひとりが悔しい思いをするだけだった。これからも、オスプレイも基地もなくなるまで座り込みを続けていく」と述べました。

寉田(つるた)一忠事務局長は、沖縄の県民大会に参加した経験を報告し、「普天間は無条件・即時撤去が県民の意思だ」と強調。
当初は30人程度で始まった座り込みが現在では大きく広がったと述べ、基地撤去へさらに参加者を広げていく決意を語りました。

初参加の小平市の劇団員の男性(34)は「こういう活動を毎月続けているのは大切だ。自分も目を向けていきたい」と話しました。

(2019年3月18日付「しんぶん赤旗」より)