私もいや 安倍改憲/「9の日行動」で山添拓参院議員ら訴え

この記事は約2分で読めます。

全労連や新日本婦人の会などでつくる「憲法共同センター」は8日、東京・新宿駅西口で憲法9条にちなんだ「9の日行動」をしました。

冷たい北風が吹くなか、8団体から16人が参加し、安倍政権による9条改憲を許さない「3000万人署名」を訴えました。

宣伝を準備しているメンバーに「署名できますか」と声を掛けてきた地元の新宿区に住む自営業の女性(63)。
「安倍首相はアメリカのポチです。他国との対立をあおりたてて、空母をつくるとか軍事費をムチャクチャ増やすとか、どうかしている」と怒りが収まらない様子で話しました。

署名に応じた川崎市に住む46歳の女性は、「子どもの虐待をなくすとか、子どもの医療費無料化を全国で実施するとか、憲法を変えるより先にやることが政治にはある」と話しました。

各団体の代表がマイクで訴えました。

山添拓参院議員

山添拓参院議員

全労連の小田川義和議長は、「通常国会が開会しているが、憲法や民主主義がないがしろにされる状況がさらに露骨になっている」と述べ、「安倍首相は憲法を守れ。民主主義を踏みにじるな。言論弾圧はやめろ」と声をあげようと呼びかけました。

日本共産党の山添拓参院議員が訴えました。
山添議員は毎月勤労統計の不正調査問題に触れ、「戦前、国民に正しいデータを示さず、国民を戦争に引き込んでいった。この反省に立ち、戦後まもなく現在の憲法の下で定められたのが統計法です」と述べ、「これを踏み破りごまかし、隠ぺいをはかった安倍政権の責任は極めて重い」と指摘しました。

(2019年2月9日付「しんぶん赤旗」より)