色あざやかな社会へ~池内さおり前衆院議員、岡野八代・同志社大学教授が対談/北区

2018年7月29日

「北区版とことん共産党 色あざやかな社会へ」と題し、東京都北区で27日、日本共産党の池内さおり前衆院議員と岡野八代同志社大学教授(政治・フェミニズム思想)が対談しました。

主催は、党北地区委員会と池内さおり事務所。
会場の赤羽会館大ホールは230人の参加者であふれました。

ネット放送「とことん共産党」で司会をつとめる朝岡晶子氏が、LGBT(性的少数者)問題、性暴力、ヘイトスピーチ、子どもの貧困など池内さんの国会論戦をもとに会を進めました。

対談は、同時刻に自民党の杉田水脈(みお)衆院議員がLGBTを差別・攻撃した問題に抗議し、自民党本部前で杉田氏の議員辞職を求める行動への連帯の言葉から始まりました。

「私の心は、いま自民党本部前でコールしています」と述べた岡野氏は、杉田氏の発言は、自民党が考える「あるべき社会」に寄与する人間と寄与しない人を区別し、寄与しない人には税金を使わなくてもいいという論理だと語りました。

池内氏は、議員は社会をつくっていく立場で、一番差別に敏感でなければいけないと語り「このような政治の流れを変えていきたい」と力を込めました。

対談のテーマとして性差別の問題が取り上げられ、両氏は自らの体験を告白。この中で岡野氏は、「(差別する側にいる)人が我慢を強いられている状況を変えれば、自分も楽になるかもしれないと示して、社会を変えていこうとする池内さんの姿勢に強く共感している」と述べました。

池内氏は「自分がこれだけ不幸だから君も不幸になれというような社会は、健全な社会ではない」と語り、みんなで乗り越えていきたいと呼びかけました。

(2018年7月29日付「しんぶん赤旗」より)