板橋区も小中給食無償東京 党区議団と区民の運動実る

東京都板橋区は1日、今年9月から来年3月まで区立小中学校の給食費を無償化すると発表しました。
同日発表した一般会計補正予算案に盛り込まれたもので、保護者が負担していた給食費の全額を区が補助します。共産党区議団が一貫して求めてきたものです。

対象となる同区立小中学校の児童・生徒数は約3万3,000人(小学校2万4,000人、中学校9,000人)。経費は小学校・中学校合計で約9億400万円(小学校6億4,000万円、中学校2億6,000万円)です。

同区の現在の給食費は、小学校が月額3,990円~4,610円。中学校が月額5,360円です。板橋区では2022年度に物価高騰対策として牛乳代を助成していました。

日本共産党板橋区議団は本会議質問などを通じて「子どもの生存権の保障として給食費は無償にすべきだ」と区に求めてきました。今年5月も区に無償化を求めて緊急要望を行いました。

石川すみえ区議団副幹事長は「区議団は今年度1学期から無償化するよう予算修正提案を行いました。区内の保護者は去年から署名を集め、5月29日には追加署名を区に提出しました。無償化は区民運動と結んで一貫して取り組んだ成果です」と語りました。

(「しんぶん赤旗」6月7日付より)