署名活動への弾圧許すな/小金井市で「守る会」が結成

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東京都小金井市で16日夕、「安倍9条改憲NO! 3000万人署名」への協力を呼びかける訪問・対話運動に取り組んでいた市民3人が3月31日に小金井署に「住居侵入」として不当に連行・取り調べを受けた問題で、市民や弁護士、団体を中心に「3000万人署名不当連行事件から3人の市民を守る会」が結成されました。

今後の活動を呼びかける守る会の千葉良信代表=16日、東京都小金井市(「しんぶん赤旗」提供)

弁護団を務める三多摩法律事務所の長尾宜行弁護士が報告し、3人の署名活動は「憲法の定める表現の自由であるとともに、参政権の性格を有するものとして強く保障されなければならない」と強調。

小金井署の行為は「憲法の意義・価値を無視した人権侵害行為」だと批判しました。

不当連行された3人の市民もそれぞれ発言。

女性(70)は、同会結成に広範な人々が集まったことは「平和を、民主主義を守らなければという自分たちの決意の表れだ」と語り、「今まで通り署名運動に取り組んでいきたい」と話しました。

9条の会世話人で日本体育大学の清水雅彦教授が講演し、今回の不当連行に対し、警察への抗議や情報の発信を行い、「これまで通り萎縮しないで活動を続けることが重要だ」と述べました。

会場いっぱいに詰めかけた市民は、「守る会」を満場の拍手で結成し、入会の呼びかけや支援募金、19日と26日に小金井警察署への要請と駅頭宣伝を行うことなどが提起されました。

(2018年5月18日付「しんぶん赤旗」より)