「ハコもの区政、転換を」木原敬一候補が第一声-葛飾区長選 

東京都葛飾区長選(12日投票)が告示された5日、「葛飾区庁舎建替えに反対する区民の会」の木原敬一候補(64)=無所属新、日本共産党・新社会党支持=は「区民の施策を後回しにして数百億円のハコものを進める区政から、子どもや高齢者のための区政に転換しよう」と訴えました。

木原氏は、「現区政が数百億円をつぎこんで、区長者を高層ビルに建て替える立石駅前再開発計画を告発。計画反対の住民運動に取り組み、一万数千人の署名を国提出したことを紹介し、「十分使える区庁舎を建て替えるのに、まったく情報も公開しない間違った区政を正したい。区民の税金は区民のために使うのが区政の基本だ」と強調しました。

訴える木原敬一区長候補
訴える木原敬一区長候補
現区政が児童館・プールの全廃や、区立保育園の民間丸投げを進めていることを批判。保育園や特別養護老人ホームの増設、区民参加と情報公開などの公約を掲げました。

共産党の和泉なおみ都議は「住民不在の区役所建て替えをやめさせ、1100億円のためこみ金は暮らしを守るために活用しよう。木原さんとともに区政転換に全力を挙げる」と述べました。

散歩中に木原氏の訴えを聞いた女性(68)は「今の区政が区役所建て替えや区立保育園の丸投げを、区民に知らせずに進めようとしているのはおかしい。木原さんに頑張ってほしい」と話していました。