《都議選・千代田区》豊洲移転中止を公約 超党派と市民の会 須賀かずお氏が出馬会見

2017年6月1日 ,
政策を語る、須賀候補(中央)と寺沢(左端)、木村(右手前)、岩田(右奥)の各氏=30日、東京・千代田区
政策を語る、須賀候補(中央)と寺沢(左端)、木村(右手前)、岩田(右奥)の各氏=30日、東京・千代田区

東京都議選(6月23日告示、7月2日投票)の千代田区(定数1)で、「憲法をいかす超党派と市民の会・千代田」の擁立を受け立候補する須賀かずお氏(61)=無所属、新=は30日、同区で記者会見し、政策と抱負を語りました。

須賀氏は①築地市場の豊洲移転中止②安心できる保育上で待機児童ゼロへ③数十年後の都心を見据えた持続可能なまちづくり―の3大公約を説明。豊洲問題が「最大の争点」だとして、自身が26年間無農薬有機栽培にとりくんできたことに触れ「田んぼを通じ食の安全を考えてきた私にとって、汚染された場所へ生鮮食品の市場を移転するなど考えられない」と強調しました。

須賀氏は、私立認可保育園の運営に26年間かかわってきた者として、小池都知事が、窓がないビルの一室を保育園に利用できるよう特区申請しているのは「保育の質が心配です」と述べました。千代田区では超高層ビルの建設ラッシュが起きているが、大型開発ではなく「人にも環境にも優しいまちづくり」を進めたいと語りました。

須賀氏は安倍首相の9条改憲発言をとりあげ、「9条を絶対変えてはならない。これが私の信条」と語りました。

須賀氏を推薦する、日本共産党の飯島和子、牛尾耕二郎、木村正明、民進党の岩田かずひと、無所属の寺沢文子の各千代田区議が同席しました。

会を代表して寺沢氏が、「現憲法を大切に、平和な日本を維持したい」との区民の期待に応え「都民ファーストでも自民党でもない選択肢を示すことができた」と語りました。

千代田区は、自民党、都民ファーストもそれぞれ新人を擁立。有力3候補が1議席を争います。

(「しんぶん赤旗」2017年5月31日付より)