廃止の合理的理由 都側は示さず

日本共産党の里吉ゆみ東京都議は11日、都議会文教委員会で都が夜間定時制高校4校を廃止しようとしている問題で質問し、存続を求めました。

11月26日に都教委が発表した都立高校改革推進計画・新実施計画案では、立川、小山台、雪谷、江北の4つの定時制高校の廃止方針が示されました。

里吉議員は目黒区民の「小山台高校は品川区と目黒区の境になるので通う生徒が多く、なくなったら本当に困る」との声を紹介。また、立川高校には八王子市在住の生徒が多いことを明らかにし、「八王子ではすでに4つの定時制が廃止されてきた。立川が廃校となれば、八王子市、立川市にある夜間定時制はすべて無くなる」として、通学できる範囲に夜間定時制がなくなる生徒のことを考慮せよと迫りました。

里吉都議が、なぜこの4校が廃止対象校となったのかただしたのに対し、教育改革推進担当部の出張吉訓部長は「東京都全体の状況をみて選定を行った」と繰り返し答弁するだけで、合理的な理由を示しませんでした。

また、夜間定時制を廃止する代わりに、3部制の昼夜間定時制やチャレンジスクールの計7校で定員を増やすことで対応するとの同部長の答弁に対して、里吉議員は「立川高校の受け皿として想定される砂川高校(3部制の昼夜間定時制)では、2015年度の入試倍率はすでに1.7倍。受け皿にはなりえない」と指摘しました。

傍聴した「立川高校定時制の廃校に反対する会」の佐藤徹さんは「都の答弁は、生徒のことなどまったく考えていないようすで、納得できない」と話しました。

(「しんぶん赤旗」2015年12月16日付より)