日本共産党の統一地方選新人予定候補紹介のシリーズ2回目は、品川区(定数40)です。日本共産党は区議選に5人の公認候補を擁立し、そのうち関口サトシさん(29)、藤林あみさん(46)の2人が初挑戦です。

品川区(定数40)
関口サトシさん
品川区は古くは宿場町として栄え、交通利便性が非常に高く、オフィス街や住宅街、湾岸エリアなど多様な街並みが共存する都市型の街です。一方で、戸越銀座など東京を代表するような商店街が今も残ります。ところが、ここ品川区にも再開発の波が押し寄せています。
品川生まれ、品川育ちの関口サトシさんは「誰もが人と人とのつながりを大切にする〝地元〞と言えるような、あたたかみのある街を残したい」と語ります。
自民党などが推進する超高層ビルを建設し、ふるさとを壊す再開発には反対します。
社会を変えたい
関口さんが日本共産党に入ったのは、高校3年18歳の時でした。誘われた日に決めました。「共産党の目指す社会は、自分が実現したい社会像と重なっていたんです。若くして型にはまってしまうのはどうかな、と悩まなかった訳じゃありませんよ」とはにかみます。
それでも入党したのには訳があります。入退院を繰り返す祖母の医療費のやりくりに苦労していた両親の姿を見ていたからです。
「加盟していた民青(日本民主青年同盟)で、社会の仕組みや日本共産党の政策などを仲間と一緒に学ぶ中で、まじめに働いても生活に苦労する社会は変えたいと考えるようになりました」
関口さんの高校生時代は、ちょうど日本を戦争する国に変質させる安保法制(15年9月成立)の反対運動が大きく広がった時期と重なります。「多くの若い人たちが声を上げ、日本が戦争に近づいている危機感を共有しました」
高校2年の時には原水爆禁止世界大会にも参加しました。「世界と日本からたくさんの人が参加していたことに驚きました。日本以外でも多くの人が原水爆の被害に遭っていることを、初めて知りました」。平和の大切さを実感できた日として記憶に残りました。
大学卒業時、就職が内定した会社を辞退。将来を模索していた時に、共産党の品川地区委員会から青年を援助する「青年オーガナイザー」にならないかとの声がかかります。「自分が役に立つなら」と快諾しました。
時代はコロナ禍で、困窮した人たちに食料を支援するフードバンクに取り組みました。民青同盟の仲間が中心となり、募金を集め、JR大井町駅前に机を出して米やレトルト食品、缶詰などを配りました。毎回数十人が訪れました。「都庁下の食料支援に人が並ぶことは知っていましたが、品川区でも困っている人がたくさんいることに衝撃を受けました」
通りすがりの若者と対話する「ストリート対話」にも取り組みました。関口さんは、高市政権発足当時は期待する青年がほとんどだったのが、今は見られないと意識の変化を実感しています。「給料を上げてほしいという声が多く寄せられますが、物価高で生活は苦しくなるばかり。それなのに政府からは有効な施策が出てこない。こうしたことが意識の変化の背景にあると思います」
声聞くこと大切に
共産党区議団が行った区民アンケート(回答1792件)には、社会保険料や消費税を下げてほしいという声とともに、家賃補助の要望も多く寄せられています。
関口さんは「区内ワンルームマンションの家賃は最低でも約10万円で、20代の若者が安心して暮らせる金額ではありません。高齢者からの要望も多く、家賃補助はぜひ実現したい」と意気込みます。
活動する地域は8年間、共産党議員がいない地域が含まれています。「やりたいことはいろいろありますが、まずは区民の声を区政に届けるためにも区民の声を聞くことを大事にしたい。この人なら話してみようかなと思ってもらえるような議員を目指します」
