東京・渋谷 住民らシンポで報告

首都圏の都市部上空を低空飛行する羽田空港(東京都大田区)新飛行ルートの問題点を考えるシンポジウムが12日、渋谷区で開かれました。住民でつくる「渋谷の空を守る会」が主催しました。
各地で新ルートの見直しを求める住民運動の代表ら4人が報告しました。現役の航空管制官は「羽田空港上空が着陸予定機で混雑する場合、管制官は瞬時に優先順位を考え、次々に着陸支持を出している。新ルートによる使用滑走路の変更は、着陸予定機に空中での待機を多発させ、管制官の余裕がなくなり、ヒューマンエラーを誘発させやすくなる」と語りました。
「羽田増便による低空飛行ルートに反対する川崎市民の会」の橘孝さんは「1970年に川崎市長の要請を受け、東京航空局長が川崎石油コンビナート上空での飛行を制限する通知を出したのに、2019年に飛行制限を廃止した。コンビナートには可燃性や毒性を持つ燃料などの配管が通り、飛行機の落下物や墜落があれば大惨事になる」と強調しました。
各地の運動団体でつくる「羽田問題解決プロジェクトの大村究代表は「国は羽田空港の離着陸回数を当時の年44万回から50万回に増やすとして新ルートを導入したが、実際には従来の(海上から侵入し、海上から出発する)ルートでも増便は可能だった。新ルートは必要ない」と指摘しました、
「渋谷の空を守る会」の須永知男共同代表は「新ルート反対の署名には、渋谷区の町会長の過半数が署名したと紹介。新ルートの撤回を求めた裁判の結果についても報告しました。
シンポジウムでは日本共産党をはじめ超党派の関係区議らが紹介されました。
(「しんぶん赤旗」2026年9月13日付より)
