都教委強行 都民ら撤回求め抗議
東京都教育委員会は23日、定例会を開催し、都立夜間定時制高校6校の26年度の生徒募集の停止を決定しました。募集停止とされたのは、小山台、桜町、大山、葛飾商業、蔵前工科、北豊島工科の各高校です。6校の募集停止により7学級210人の募集減となり、学年制の夜間定時制高校の募集は1260人から1050人に減少します。
6校に今春募集停止となった立川高校定時制を加えた7校の存続を求める七つの団体の関係者が傍聴に詰めかけましたが、教育委員からは、募集停止について何の意見も出されませんでした。
7団体は、2万5千筆を超える署名とともに7校の生徒募集の継続を求める請願を提出していましたが、これらの報告・審議もされませんでした。
7団体は「請願署名を無視し、議論もないまま募集停止を強行するのは異常な事態。決定を認めることはできない」として、募集停止の撤回と立川高校の生徒募集の再開を求める声明を出しました。
都民の請願権無視

日本共産党の清水とし子都議のコメント 身近な地域にあり少人数だからこそ、不登校をはじめ困難に寄り添う教育ができる夜間定時制をなくすことは許されません。しかも都民の請願について議論もしないなどということは、都民の請願権を無視するものです。都教委は募集停止を撤回するべきです。
(「しんぶん赤旗」2025年10月24日付より)

