少女支援 排除でなく伴走

吉良よし子参院議員など歌舞伎町調査に参加

Colaboの仁藤代表と懇談

 日本共産党の国会議員とジェンダー平等委員会はこのほど、東京都新宿区歌舞伎町を中心に、「夜の街歩きスタディーツアー」(主催=一般社団法人Colabo〈コラボ〉)に参加し、仁藤夢乃代表と懇談しました。

コラボの仁藤代表(左)と懇談する日本共産党国会議員ら=東京都内

 仁藤代表は、コロナ禍後、貧困が深刻化し、性売買業者の動きが活発化していると述べました。女性支援法やAV新法、悪質ホストの取り締まり強化を目的とした風俗営業法改正が施行されたものの、少女たちをとりまく状況は悪化していると指摘。国や自治体が少女らの人権を守り、性搾取をなくすとりくみを本気で強化すべきだと強調しました。支援のあり方については、歌舞伎町から追い出すパトロールなどでなく、伴走者となって少女らの生きる道を切り開いていくことが重要だと語りました。

 ツアー後の懇談会で、吉良よし子参院議員は「以前歌舞伎町に来たときより深刻になっていることを目の当たりにした」と述べ、仁比聡平参院議員は「性搾取の社会構造に対し法整備が遅れている。『買春』を禁止する法律を急ぐ必要がある」と話しました。

 倉林明子ジェンダー平等委員会責任者は「女性支援法ができたというのに、現場の実態は深刻化している。同法を根腐れさせてはならない。予算拡充と女性相談支援員の処遇改善に頑張りたい」と語りました。

 本村伸子、堀川あきこ両衆院議員、白川容子参院議員が参加しました。

 コラボは10代女性を支える活動をしています。

(「しんぶん赤旗」2025年9月14日付より)

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