田村、吉良、山添議員ら共産党議員団 原爆養護ホーム慰問

証言継ぎ、一日も早く

広島原爆養護ホーム神田山やすらぎ園を慰問に訪れた党議員ら。花束を手渡すのは吉良よし子参院議員(中央)、その奥は田村智子委員長=6日、広島市東区(「しんぶん赤旗」提供)

 日本共産党の田村智子委員長、本村伸子、堀川あきこ各衆院議員、吉良よし子、山添拓、仁比聡平、白川容子各参院議員と大平よしのぶ衆院中国比例予定候補らは6日、広島市の原爆養護ホーム「神田山やすらぎ園」を慰問し、内山偉文園長から入園者の状況などについて説明を受けました。

 約30人の入居者らが党議員団を拍手で出迎え、議員団は花束と見舞金(目録)を贈りました。園で男性最高齢の門出春三さん(99)と、山田智世子さん(92)が受け取りました。

 田村氏があいさつし、入園者らが悲惨な戦争体験を寄稿した『紙碑(第九集)』を5月に発行したことにふれ「みなさんが傷口をえぐるような思いで被爆された記憶を呼び起こし、証言を残してくださっている。その証言を私たちがしっかり受け継ぎ、世界に伝え、一日も早く核兵器のない世界を実現していく」と表明。「国が原爆の被害にしっかり補償するよう求めていく」と語りました。

 内山園長は、現在79人が入園し、平均年齢は90歳1カ月に上り、半数近くが入浴や食事などの何らかの全介助が必要だと説明。新型コロナウイルス流行期には、施設内で感染が広がり亡くなる方もいたと紹介。体力的に被爆体験を語れる人は10人を切ったとして、『紙碑』の発行などで「記録に残さなければいけない」と語りました。

 慰問には、日本共産党の藤井敏子広島県議と大西理広島市議が同席しました。


(「しんぶん赤旗」2025年8月7日付より)

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