日本共産党の小池晃書記局長は16日、大激戦の東京都議選で、豊島区(定数3)から4期目をめざす米倉春奈候補の応援に入り、「米倉さんに、党派を超えて命、暮らし、平和の願いをたくしてください」と力を込め、熱く支持を訴えました。
JR大塚駅前で米倉候補は、都議会で痴漢ゼロへの対策を求め、都が対策に乗り出したことなどを報告し「みなさんの声が力になった」として政治をさらに前に進める決意を表明。小池氏は立憲民主党の鈴木庸介衆院議員も米倉氏を応援していると紹介し、「豊島選挙区では、野党の代表は米倉さんだけ。米倉さん一択で必ず勝たせてほしい」と訴えました。
小池氏は、イスラエルの先制攻撃にイランが報復し、軍事攻撃の応酬が続いているが、「イスラエルの先制攻撃は明白な国際法違反であり、断じて許されない」と批判。イランにも自制を求め、「外交的打開が必要だ」と強調しました。
小池氏は石破茂首相に対し、主要7カ国首脳会議(G7サミット)で各国首脳とも協調して、イスラエルに攻撃をやめさせるようトランプ米政権に働きかけるべきだと要求。イスラエルがパレスチナ・ガザ地区で行っているジェノサイド(集団殺害)も批判し「今度の選挙で世界の平和のためにも声をあげよう」と訴えました。
国民の悲鳴が上がっている物価高騰について小池氏は、大企業と富裕層への税優遇をやめて財源をつくり消費税を一律5%に減税するのが最も効果的だと力説し、この願いに背を向ける石破政権を批判。都議会にも消費税減税を求める請願が出され、共産党は賛成したが、自民は反対し、公明と都ファは賛否を明らかにしなかったと述べ、「都議会で堂々と消費税減税を求めることができるのは豊島区では米倉さんしかいない」と訴えました。
(しんぶん赤旗2025年6月17日付より)