オスプレイ配備 飛行 許さない

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横田基地前で集会とデモ

 東京都福生(ふっさ)市で29日、米軍横田基地(同市など6市町)への特殊作戦機オスプレイ配備と飛行再開に反対する集会とデモが行われました。主催は、横田基地撤去の運動や基地公害訴訟に取り組む6団体でつくる「オスプレイ横田配備反対連絡会」。

 主催者を代表して「横田基地の撤去を求める西多摩の会」の奥富喜一代表が「戦争準備のための横田基地強化が着々と進んでいる。戦争の最前線に飛んで謀略を行う特殊作戦機オスプレイの配備や飛行を、許すわけにいかない」とあいさつ。

 横田基地公害訴訟原告団の福本道夫団長が横田基地オスプレイの現状を報告。昨年11月の横田基地所属オスプレイの墜落事故に触れ、「米軍の調査報告書は『歯車の破断が墜落の要因』としたが、なぜ破断したのか本当の原因究明もないまま、私たちの生活圏で飛行再開した。いつ再び落ちるか分からない状態だ」と語りました。

 参加者が次々発言。横田基地西側の、あきる野市でオスプレイの監視を続ける男性は「ほとんど毎日、自宅の上をオスプレイが飛び、C130輸送機も低空訓練している。下に住む人たちを人間と思っていないのか」と訴えました。

 参加者は「オスプレイの飛行再開は許さない」「戦争も軍事基地もいらない」「横田基地は撤去を」と訴え、基地周辺をデモ行進しました。

(「しんぶん赤旗」2024年9月30日付より)