大イチョウ 100年を実感

❚ 斉藤都議と外苑見学ツアー

衰退して手当されているイチョウの根元に集まる斉藤都議と参加者=東京・明治神宮外苑(しんぶん赤旗提供)

東京都足立区の女性団体有志でつくる日本共産党後援会が20日、「斉藤まりこ都議とめぐるおとなの社会科見学ツアー」と題し、10代から80代の42人が参加しました。明治神宮外苑再開発による樹木伐採問題や有害物質PFASなどの水問題に関する話題の現地を見て回るバスツアーです。国の指定重要文化財・旧三河島汚水処分場(ポンプ)場施設(荒川区)を見学し、子どもたちも楽しめるようにと原宿を散策。

 斉藤都議は、故・坂本龍一氏が小池都知事にあてた手紙の一部を紹介し「世界の都市で公園を再開発のタネ地にするようなことは聞いたことがない、とイコモス本部が指摘しています。すでに弱っているイチョウもあり、残る樹木にも影響があるのは明らかです」と強調しました。

 参加した10代の学生は「母に誘われてきました。イチョウの木がとても大きくて100年の歴史を感じます。高いビルが並ぶなんて信じられません。」と驚きます。新婦人足立支部の横川裕子さんは「イチョウを間近に見て命の重さを感じましたし、なにより子どもたちが参加してくれたことがとてもうれしいです。斉藤都議の説明がとてもわかりやすかったので、さらに声を上げて運動をしていきたい」と語り、全員感想を述べて再開発ストップへの意思を共有しました。

 7月7日の都知事選で暴走する小池都政から都民の声が届く都政への転換を斉藤都議が訴え、拍手のなか解散となりました。

(しんぶん赤旗2024年1月24日付より)