PFAS調査応じよ 宮本徹議員 横田基地入り

この記事は約1分で読めます。

 日本共産党の宮本徹衆院議員は9日、発がん性などが指摘される有機フッ素化合物(PFAS)による汚染問題で、米軍横田基地(東京都福生市など5市1町)に入り、在日米軍司令部のモーガン軍外交担当、ニックカールトン環境課長らと意見を交わしました。国会の委員派遣を除き党国会議員が同基地に入るのは初めて。

在日米軍司令部関係者と懇談した宮本徹議員(中央)、右がモーガン氏=9日、米軍横田基地(しんぶん赤旗提供)

 宮本氏は、東京・多摩地域の住民の血液検査で高濃度のPFASが検出されるなど汚染への不安が高まり、横田基地でPFASを含む泡消火剤を用いた訓練が行われ、漏出事故も起きていることから同基地が汚染源のひとつとの懸念が広がっていることを指摘。同基地が汚染源のひとつであると認めるかどうかただし、米環境保護庁が汚染源の浄化を求めていることを示し、対策に取り組むよう求めました。

 また、▽泡消火剤の漏出事故について住民は報道で知らされるという状況で、日米間の取り決め以上の情報を伝えること、▽泡消火剤による消火訓練の記録を示すことや周辺土壌の調査、▽ことし1月に泡消火剤が漏出したとの沖縄タイムスの新たな報道についての説明、▽日本政府や自治体から立ち入り調査の要請があれば積極的に応じてほしいこと、などを求めました。

(しんぶん赤旗2023年11月10日付より)