衆院比例候補駆けある記 谷川智行さん

谷川智行衆院比例候補(東京)

保険証廃止は撤回を

国民皆保険制度を根幹から揺るがす保険証廃止を辞めさせようと街頭で訴えていると「保険証をなくすなんてとんでもない。頑張って」と声を掛けられます。

国会審議を通じ、障害や認知症のある方がマイナカードの申請や更新に困難をきたし、”無保険状態”の方が生み出される恐れがあることが明らかになりました。

病気で目が開けられない人に目を開けろと求める人権侵害、意思表示ができない人に青年後見人を立てるように求めるよう事態も起きています。

世論と運動に押され、岸田政権はマイナカードを取得していない人に「資格確認証」を職権で送付すると表明しましたが、期間は”当分の間”とされ、”無保険状態”をうみだす本質が変わらないことが改めて示されました。保険証廃止は撤回しかありません。

「政府はなぜ立ち止まれないのか」との疑問の声も増えています。経済同友会代表幹事の新浪(剛史)氏が、保険証廃止の”納期”を守るよう政府に強く求めた動画が拡散され、「立ち止まれない理由がようやくわかった」という声も聞かれます。

命や人権より財界の目先のもうけを優先するゆがみが、広く知られるようになっています。保険証廃止を断念させるとともに、財界のもうけ最優先のゆがんだ政治を”もとから変える”ためにも力を尽くす決意です。

(「しんぶん赤旗」8月25日付より)