希望もてる世の中に 江戸川区議・太田彩花さん

「しんぶん赤旗」の「若者BOXワイド これから何したい? 共産党新人議員の抱負」に江戸川区議の太田彩花さんが紹介されました


小中給食無料化の公約が実現

抱負を語る太田彩花さん(しんぶん赤旗提供)

初当選して2カ月足らず、さっそく公約の一つが実現しました。今月6日、小・中学校の給食無料化を2学期から実施すると区長が表明したんです。区民と共産党区議団がずっと求めていました。あきらめずに声をあげ続けることで政治は変えられる、変わっていくんだと確信しました。

給食費の問題は選挙中も関心が高く、宣伝中に中学生や小学生が「給食を無料にする太田彩花だ」と大騒ぎするなど反響が大きく、私がびっくりしました。ビラの受け取りもよくて、これまで通り過ぎていた20代の女性から「応援しています。がんばって」と言われたこともうれしかった。

6月議会で一般質問をすることになりました。区議団では新人議員が質問することになっています。「そんなのムリ」と不安になりましたが、先輩区議や、私にバトンタッチした瀬端勇前区議に教わりながら準備中です。

生活相談もさっそく寄せられています。「生活保護を受けたい」「年金の保険料支払いが大変」など。江戸川区が開いた新人議員研修も受けましたが、何もかもが初めて、めまぐるしい毎日です。区議ってこんなに大変なんだと実感しています。

政治にかかわるようになったのは2015年の戦争法強行があったころ。本当に戦争になりかねない。自分ができることを何かしたいと思い日本民主青年同盟に加盟し、21歳で入党しました。そのころは飲食業の非正規労働者。休日なしで始発から働く。昇給はないけどパワハラはある。正社員になったら体がもたないと退職。その後はフルタイムのアルバイトを続け、弟の学費も払っていました。

共産党の専従職員になったのも、小選挙区候補や区議候補の要請に応えたのも、決め手になったのは「自分のようなつらい体験をだれにもさせたくない」の思いがあったから。

公約はすぐに実現できるとは限りません。それでも実現できるまで粘り強くがんばる議員になりたい。自分の活動で政治に興味をもってくれる人を増やしたい。若者も高齢者も、人生に希望をもてる世の中にしたい。

(「しんぶん赤旗」6月11日付より)