くらし守り 政治動かす 足立区議選・区長選勝利を

田村副委員長が街頭演説

訴える小林(中央)、田村(左)、西の原の各氏=17日、東京・足立区(しんぶん赤旗提供)

日本共産党の田村智子副委員長は17日、東京都足立区で街頭演説し、大激戦の区議選(21日投開票、定数45、立候補64人)・区長選で「共産党の8区議候補の全員勝利、西山ちえこ区長(無所属)で新しい政治を」と訴えました。

田村氏は、複数の陣営が入り乱れて宣伝する北千住駅西口で西の原みえ子=現=、小林ともよ=新=両区議候補と演説。「共産党の議席は、物価高騰から暮らしを守るため現実政治を動かす力だ」と述べ、党区議団が2016年から予算修正案や条例提出で学校給食無償化を一貫して求め続け、自民党などの妨害をはねのけて今年4月から中学校で無償化を実現したと強調しました。現区政が高齢者の「生きがい奨励金」廃止などでため込んだ積立金1,807億円の一部も活用して小学校給食無償化をはじめ暮らし応援の具体的提案を示しました。

田村氏は、自公政治が国民に自己責任と非正規雇用を推し付け、区政でも区役所窓口や公立保育園の民間委託で「賃金が上がらない仕組み」を進めてきたと告発。「共産党を伸ばして、働く人を大切にする政治を実現しよう」と訴えました。

また、自公と維新があおる軍事費2倍化を激しく批判。日本共産党が「互いに脅威とならない日中関係」への打開を両国政府に直接提言したことを紹介し、「軍事費2倍化は暮らし応援とも両立しない。戦争のない平和なアジアを提案する共産党を伸ばして」と呼びかけました。

訴えを聞いた男性(69)は「足立区のため込み問題でも、軍拡をやめさせる問題でも、田村さんの話は的確だ」と話しました。

(「しんぶん赤旗」5月19日付より)