勇退の共産党前都議2氏 費用弁償を都響に寄付

費用弁償を都響に寄付

東京都交響楽団の佐藤直樹事務局長(左)に目録を手渡す河野百合恵氏(中央)。右は大山とも子都議団長=25日、都庁(しんぶん赤旗提供)

昨年の東京都議選で勇退した日本共産党の前都議2氏が25日、議会出席に伴い支給されていた費用弁償409万8千円を公益財団法人東京都交響楽団(近藤誠一理事長)に寄付しました。

費用弁償は議会出席のたびに1日1万~1万2千円が支給されていたもので、共産党都議団は費用弁償の廃止を提案するとともに、2015年3月には実費支給にする条例案を一致する会派とともに提出。費用弁償は17年に廃止されました。

共産党都議団は13年2月以降、支給された分を積み立てていました。この日は清水秀子、河野百合絵の両氏が13~17年度に支給された分を寄付。河野氏が都響の佐藤直樹事務局長に目録を手渡しました。佐藤氏は「有効に使わせていただきます」と答えました。

17年には、勇退した前都議6氏が公益財団法人東京都福祉保健財団に1017万4千円を寄付しています。

(「しんぶん赤旗」2022年7月26日付より)