神宮外苑再開発に異議 都計画 山添議員が現地調査

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東京都が再開発を計画している港区の神宮外苑の問題で日本共産党の山添拓参院議員は12日、現地調査を行いました。原田あきら都議と地域住民らが同行し、案内しました。

山添氏は、再開発に伴い、約1000本の伐採が予定されている樹木やイチョウ並木の一部を視察。残ったイチョウ並木にも覆いかぶさるようにホテル棟併設の高さ60メートルの野球場が作られることや、規制緩和により185メートルと80メートルの高層ビルが作られるなど、本来の景観や環境が大きく変わるとの説明を受けました。

原田都議はJSC(日本スポーツ振興センター)が現在ラグビー場として所有する土地を国の許可も得ずに明治神宮が所有する土地と入れ替える計画になっていると指摘。山添氏は「都市計画で土地を自由に切り売りできるあり方でいいのか問題がある」と語りました。

現地調査を案内した市民団体「新宿外苑の緑と空を」の角井典子さんらは、「神宮外苑の計画は、情報公開もなく非民主的な進め方をしている」「JSCは国民の税金が入った機関だ。国会で追及してほしい」と強調。山添氏も「国をただしたい」と応じました。

(「しんぶん赤旗」2022年4月15日付より)