【駆けある記】科学の力でコロナ対策 宮本徹衆院議員

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宮本徹衆院議員

春らしい陽気の日が増えてきました。コロナ禍の中、3回目の卒業式のシーズンです。毎年この時期に、各学校の卒業生へのお祝いのメッセージを送りますが、この2年あまり、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置に合わせる形で、さまざまな行事が見送られ、思い出づくりも制約されてきたことに胸が痛みます。子ども時代は、一日一日が2度と繰り返すことができない貴重な貴重な時間です。子どもの最前の利益に立った対策をとり、日常が早く取り戻せるよう、政治は知恵と力をつくす必要があります。
まん延防止等重点措置は主に医療のひっ迫状況で決められていますが、ひっ迫の背景には、高齢者施設などでのクラスターの多発や感染拡大で少なくない医療従事者が出勤できないことなどがあります。ワクチン3回目接種迅速か、職員の頻回検査の拡充など提案をし続けています。
先日、宮城県介護ワーキンググループが「接触・飛沫(ひまつ)か、エアロゾルかという問題は、施設から逃げられない高齢者と介護職員にとっては文字通り死活問題」だと、最新の知見に基づいた感染対策の指針の策定を求める提言を出しました。国会で取り上げましたが、科学はもっとできる対策があることを示しています。

(「しんぶん赤旗」2022年3月19日付より)