学校感染 検査体制を 吉良氏 国は状況公表基準示せ

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吉良よし子議員は8日の参院文教科学委員会で、インターネット上で行った保護者アンケート(1357人回答)、教職員アンケート(122人回答)をもとに学校でのコロナ感染対策について質問しました。

 吉良氏は、クラスに感染者が出た場合の対応で、「クラス全員検査」は4%にとどまったことを示し、クラスで感染者が出たら、検査する体制を取ることを求めました。

 末松信介文科相は、「保健所との連携、地域の実情に応じて検査を」と述べ、まともに答えませんでした。

 吉良氏は、アンケートで「学校や園で、必要だと思う感染対策は何か」との問いに、一番多かった回答は「感染状況などの情報共有」だったと指摘。文科省の伯井美徳初等中等教育局長は、学校での感染状況を公表する基準を示していないことを認めました。

 吉良氏は、プライバシー保護や差別偏見の防止に配慮しつつ、感染拡大防止の観点から、学校での感染状況について最低限の公表基準を国として示すよう要求。末松文科相は「指摘も踏まえ検討したい」と答えました。

 また吉良氏は、オンライン授業について、コロナ禍の特例として出席扱いにするよう求めました。

(「しんぶん赤旗」2022年3月12日付より)