田村・吉良氏街頭「Meetーup」 市民と共産党 双方向

東京・新宿 JCPサポーター共同新企画

日本共産党は16日、東京・JR新宿駅東南口でJCPサポーターと共同した新企画「Meet―up(出会う)共産党~話す、つながる、変えていく~」を行いました。街頭などで寄せられた若者や市民の声に、田村智子副委員長、吉良よし子参院議員が一つひとつ答えながら、共産党の考えや政策について語りました。

この企画は、今のくらしで感じている不安や思いを出しあい、政治がどのように変えていくかを若者、市民と双方向で話しあう新しい取り組み。サポーターの人らがシール投票や「一言カード」などで聞き取りを実施し、相談ブースでは田村氏らが直接、悩みを聞きました。

新宿駅前では、「気候危機の緊急性をどのくらい感じていますか?」(神奈川県に住む20代)など、SNSで集めた質問や、街頭で寄せられた市民の声に応えました。

「もっとわかりやすく政治を語ってほしい」という10代からの声に田村氏は、「私たちとしても、伝え方をさらに工夫・努力していきます」と発言。その上で、国会での質問では、校則や痴漢被害など身近な問題も取り上げていると紹介。「これから始まる国会も、注目してください」と語りました。

吉良氏は、「夫の帰りが遅く、ワンオペで家事・育児をしておりしんどい」という30代の声に回答。「私も2人の子育てをしていますが、夫と分担して頑張っています」と自身の経験も交えて話し、働く人が子育てに専念できない背景にある、長時間・低賃金労働を改善したいと述べました。

相談コーナーで田村氏と話した40代の男性は、国会議員に直接声を届けられる貴重な機会になったと述べ、「ぜひ各地でこの取り組みをやってほしい。国民の生の声を、国会での活動につなげてほしい」と語りました。

街頭から寄せられた質問に田村智子参院議員・副委員長、吉良よし子参院議員が答えました。「気候危機について共産党はどう考えていますか」という質問に吉良氏は、「もうけさえすれば関係ないという考え方では気温上昇は止められない。今の経済状況にメスを入れることが気候危機打開には必要」と答えました。

高校生からは「制服を自由にしてほしい」という意見が。「制服代が大きな負担になっている。子どもたちをがんじがらめにせず、一人ひとりの個性を尊重する教育のあり方に変えていこう」と吉良氏は話しました。

「なぜ自民党は憲法9条を変えようとしているのか」という質問に田村氏は、「自民党は憲法9条を変えて無制限の海外派兵の歯止めをなくそうとしている。それを変えてはならない」と話しました。

ステージの周りでは、シールボードや共産党への要望や質問を書いてもらう「一言カード」を持ったJCPサポーターのメンバーが道行く人と次々に対話を進めます。「大学生で1人暮らしだと金銭的に厳しいので、どうか学費半額を」、「アルバイトの時給が埼玉は東京より低い。最低でも1000円、さらに1500円になれば助かる」(20代)=非正規男性=など20人以上の声が集まりました。

田村氏に直接、都市と地方との格差について質問した20代の会社員の男性は「議員に直接質問できたのはうれしかった。同じ目線で話せたのがよかった」と話しました。

(「しんぶん赤旗」2022年1月17日付より)