女性暴力撤廃へ 声あげ続ける 国連制定「国際デー」呼応

吉良よし子参院議員がスピーチ

国連が制定した「女性に対する暴力撤廃の国際デー」がスタートした25日、女性に対する暴力をなくそうと世界中で行動する国際的なキャンペーンに呼応した取り組みが各地で行われました。衆院第2議員会館前では、「女性の人権が尊重される社会を」などと書かれたプラカードや横断幕を手に女性たちがスタンディング。「ジェンダー平等を求めて、声をあげ続けよう」とアピールしました。

主催した日本婦人団体連合会(婦団連)の柴田真佐子会長は、「世界では女性の3人に1人が生涯に1度は性暴力を受けたことがあります」と指摘。そうした社会は許さないと世界中で女性が声をあげ、日本でもフラワーデモが全国に広がっていると述べ、「ジェンダー平等の実現に向け歩みを進めていきましょう」と訴えました。

農民連女性部、新日本婦人の会などの代表がリレートーク。

全労連女性部の舟橋初恵部長は、多くの女性が非正規雇用という不安定な立場に置かれ、コロナ禍で真っ先に解雇されていると訴え。「あらゆる場所からハラスメントをなくし、貧困と格差を生み出す働き方を変えたい」。婦人民主クラブの山田博子会長は、女性をはじめ人権をないがしろにする最大の暴力は戦争だと強調。「平和のために行動し続けます」と話しました。

日本共産党の吉良よし子参院議員が、「性暴力のない社会へと変えるために、ご一緒に頑張りましょう」とスピーチしました。

(「しんぶん赤旗」2021年11月26日付より)