「政権交代目指しジェンダー平等を進める」ー。日本共産党の坂井和歌子・衆院東京比例予定候補と米倉春奈都議が8日、東京都中野区で党のジェンダー政策や取り組みを紹介し、総選挙での躍進を訴えました。
坂井氏は、去年党が行った「痴漢被害アンケート」で被害が「日常的にある」「幼少期から何度も」という声が多数あったことを紹介。米倉氏は「電車に乗ると過呼吸になる」「15年以上一人で外出したことがない」など、被害がその後の人生に大きな打撃を与えていると指摘しました。
坂井氏は、共産党が対策として、①被害実態の調査②安心して相談できる窓口の充実③加害者構成のプログラム④担当部局を挙げて取り組むことを政策に掲げていることを紹介。「女性や LGBT の議員が増えることで、これまで課題になって来なかったことが政治のテーマになっていく。共産党の候補者の半分が女性。大きく伸ばしてください」と訴えました。
党のジェンダー政策や米倉氏の議会質問などがディスプレイに映し出され、多くの若者や家族連れが注目。通行人が次々とパンフレットを受け取り、足を止めている人の姿もありました。
医療現場で働く女性(33)は、以前に痴漢被害にあったことを振り返り「共産党が、今までないがしろされてきた声を議会で取り上げてくれたと知った。坂井さんにはぜひ挑戦してほしい」と話しました。
(「しんぶん赤旗」2021年10月9日付より)