必要な医療を誰にも/宮本議員ら世田谷区長と懇談

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保坂展人区長(左)と懇談する宮本衆院議員(右3人目)ら=23日、東京・世田谷区役所(写真提供:しんぶん赤旗)

日本共産党の宮本徹衆院議員、谷川智行衆院東京比例候補は23日、東京都世田谷区の保坂展人区長と新型コロナ対応で懇談しました。里吉ゆみ都議、江口じゅん子、中里光夫の両区議が同席しました。

重症者などをのぞいて原則自宅療養の方針を政府が示したことについて、保坂氏は「在宅で悪化し亡くなる人が増加する時期に突入している。区としても医師会にお願いして往診やリモート診療の体制を整えたい」と述べながら、診断と治療を誰一人として例外扱いしないことを大原則としてコロナ医療にあたらなければならないと政府の対応を批判しました。

重症化を防ぐために軽症者に有効とされる抗体カクテル療法が入院・宿泊療養者に使用を限定されていることについても、保坂氏は「入院できないのに、なぜ入院に限定するのか」とし、外来でも使えるようにするべきだと述べました。

また、増加する保育園や学校等子ども施設の感染拡大に対して、保護者から新学期開始に不安の声が寄せられている事に関して、区長からは感染防止と学ぶ権利を両立させることを基本に、対応を検討する必要があり、子ども施設での積極的な検査の必要性の考えも示されました。

保坂氏は、急速な感染拡大に対応するため直ちに臨時国会を開くよう首長としても強く求めていると宮本氏に伝えました。

(「しんぶん赤旗」2021年8月25日付より)