米軍ヘリ低空飛行 新宿駅真上も

米軍横田基地(東京都福生市など5市1町)から都心部の赤坂プレスセンター(港区)を結ぶ米軍ヘリUH1Nの飛行ルートをめぐり、JR新宿駅の真上がルートになっていることが分かりました。

低空飛行の高度やコースを解析する「低空飛行解析センター」が、本紙が入手した米軍資料(25日付報道)に記載された約40カ所のヘリ経路ポイントの緯度・経度を測定し、グーグルマップに重ね、詳細を明らかにしました(同センターのブログで、全ルートの詳細が閲覧可能)。それによれば、東京都庁の目の前を経由し、新宿駅や国立競技場などの上空などがルートになっています。

ルートは「悪天飛行経路」とされ、東京都庁を目印に、しばしば航空法違反の低空飛行が目撃されています。

都心低空飛行をめぐっては、日本共産党が東京都議選第一声を行った25日午前、新宿駅西口をUH11ヘリが飛行していたのが目撃されています。

「低空飛行解析センター」の大野智久代表は「グーグルマップ上に載せることで、各自、関心のある場所をみることができ、自宅や学校や保育所などの上を飛んでいる実態がよりよくわかる」と語っています。

(2021年6月29日付「しんぶん赤旗」より)