「五輪中止を」小金井市議会が意見書/医療崩壊回避など  国と都に対策要求

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東京都小金井市議会は3日、今夏の東京五輪を中止し、医療崩壊の回避やウクチン接種の早期完了、生活困窮者や事業者の救済などに全力を挙げるよう国と都に求める意見習を賛成多数で可決しました。

日本共産党や無所属議員ら11人が提出し賛成。自民党、公明党なと10人が反対。2人が退席しました。

意見害は、新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大し変異株も広がる中で、総力を挙げて取り組むべきは医療崩壊の回避、希望者のワクチン接種の早期完了、生活困窮者や経営不振に苦しむ事業者らの救済だと強調。ワクチン接種すら行き渡っていない状況で五輪を「見切り発車で弾行することは、人命尊重、国民生活尊重の観点からも、許容限度を大きく逸脱する」もので、五輪の理念にも逆行すると指摘しました。

国と都に対し、五輪中止へ「遅滞なく適切な判断を行うべきだ」と求めています。

共産党市議団の森戸洋子幹事長は「小金井市でも子どもの部活動や放課後子ども教室が開けなくなり、保護者の『五輪観戦に動員するのか』という声が届いています。市謡会として世論を反映した声を国政に届けることで、政治を動かす一端になればと、共同提案しました」と話しています。

(2021年6月5日付「しんぶん赤旗」より)


⇒詳細はこちらから(「日本共産党小金井市議会議員水上ひろしブログ」オリンピック・パラリンピック開催中止を求める意見書が可決)