区民投票条例の制定をめざして開かれた大集会=9日夜、東京都品川区(写真提供:しんぶん赤旗)

飛行機が都心上空を低飛行する羽田新ルートをめぐり、東京都品川区で9日夜、その賛否を問う区民投票条例制定をめざす大集会が開かれました。主催は、品川区民投票を成功させる会。

条例制定の直接請求署名は7日に有効数が2万760と確定。本請求の後、区長が議会に提出する条例案が可決されれば区民投票が行われます。

堀利和代表は「(区民が投げた)民主主義を求める”ボール”を、各区議が高く掲げるのか床に投げ捨てるのか」と問いかけ、皆の力で区民投票を実現しようと訴えました。

行政学者の新藤宗幸・千葉大学名誉教授が「市民主体の政治・行政と住民投票の意義」と題して講演。区民投票を実現し「東京で市民自治が元気に生きていることを見つけよう」と激励しました。

日本共産党の小池晃書記局長・参院議員と区議団、立憲民主党の松原仁衆院議員や条例制定に賛成の区議が参加。小池氏は「国は国策と言うが、国策とは住民の幸せの上に成り立つもの。イデオロギーではなく住民の暮らし、自治を守るたたかいです。民主主義の力を発揮してたたかい抜こう」と呼びかけました。

区民でもある瀬尾佳美・青山学院大学准教授が「おかしことはおかしいと、はっきり言うのが、われわれ世代の責任」と強調。「耳から得る情報が騒音で消され、目の前に車がいてもわからない」(請求代表者の視覚障害者)、「子育てのために移住したのに生活を根本からひっくり返された。”命より経済優先”は間違い」(受任者の女性)との発言がありました。

(2020年12月11日付「しんぶん赤旗」より)