【陽性者確認の伊豆大島】PCR検査拡充を/党都議団と党大島町議団が都に要請

東京都の多羅尾副知事に申し入れ書を手渡す日本共産党都議団
東京都の(右から2人目)多羅尾副知事に申し入れ書を手渡す日本共産党都議団=4日、都庁

東京都大島町(伊豆大島)で新型コロナウイルスの陽性者が初めて確認された(1日)のを受けて、日本共産党都議団と党町議団は4日、休校・休園になっている小中学校、保育園の児童・生徒、教職員だけでなく、家族にもPCR検査を行うことを、小池百合子知事宛てに申し入れました。

陽性者と接触した人が広範囲に及んでいることが考えられるとして、PCR検査の拡充を要請。

陽性者の中には子どもがいるため、「子ども一人では(隔離療養で)本土に行かせられない」と自宅療養するケースがあるとして、「今後も、子どもだけが感染するケースも生じると思われ、対策が必要」と指摘しました。

その上で、

▽ヘリコプターで救急搬送される患者の受け入れ先を常に確保できるよう、医療体制を拡充する
▽患者が子どもの場合、保護者が付き添い可能な施設を確保する
▽検査を受けていない保育園、小中学校の児童・生徒や、福祉施設職員・利用者、医療従事者、出入りの業者もPCR検査を受けられるようにする

ことなどを求めました。

多羅尾光睦副知事は「島の医療、地域の特性に配慮して対応したい」と答えました。

(2020年9月11日付「しんぶん赤旗」より)