東京都新宿区で、医師が新型コロナウイルスの感染を疑った人に検査を行うPCR検査スポットで、検査数が最大想定を超えていることがわかりました。

日本医師会COVID―19有識者会議の緊急報告は「対応能力はほぼ限界に近づいている」としています。

8月には検査レーンが半減する予定です。体制の拡充が求められています。

WEB版「しんぶん赤旗」より

同区のPCR検査スポットは国立国際医療研究センターの敷地内にあり、同センターが運営を受託。区医師会や区内の病院が協力しています。

同会議がホームページに掲載した同センター理事長の国土典宏さんらの緊急報告によれば、同スポットでは7月13日の検査数が247。14日が235。そのうち79人、77人が陽性でした。(陽性率は32%と33%)

同スポットの1日の最大検査数は200と想定されていました。
同区の担当者は「検査数が200件を超える日があります。4、5月は1日100件程度だったので増えています」と話します。

緊急報告は「200名を超えてもなんとか午前中に検査を終了しているが、対応能力はほぼ限界に近づいている」としています。

現在、設置している屋外テントでは夏の暑さや秋の台風に耐えられないため、同スポットは8月から区の敷地内にあるプレハブの倉庫に移動します。
エアコンが効くようになりますが、これまで8つのテントを使い、最大で4つあった問診と検査を行う検査レーンが2つに半減します。
医師の紹介状があれば予約なしで可能な現在の検査体制が維持される保証はありません。

同区は検査の時間を現在の午前9時から11時までの2時間から延長し、午前と午後に分けるとしていますが、待ち合いスペースも施設内になり、狭くなります。

同区の担当者は「だ液によるPCR検査を始めている医師や発熱外来をもっている病院と連携して、オーバーフロー(あふれ出ること)しないように調整している」と話します。

日本共産党新宿区議団は、同区に区内に限らず、大学等の研究機関や医療機関などの協力が得られるよう国や都に求めることやPCR検査センターの複数設置を要請しています。

(2020年7月26日付「しんぶん赤旗」より)