【横田基地】宮本徹・山添拓議員と住民が防衛省に抗議・要請 “降下訓練中止を”

この記事は約2分で読めます。

パラシュートが基地外に落下

山添、宮本両氏とともに防衛省に抗議・要請する在日米軍横田基地周辺の住民・議員

山添、宮本両氏とともに防衛省に抗議・要請する在日米軍横田基地周辺の住民・議員=7日、衆院第二議員会館(「しんぶん赤旗」提供)

在日米軍横田基地(東京都多摩地域) で員降下訓練中にパラシュートが基地外に落下した問題で、日本共産党の宮本徹衆院議員、山添拓参院議員は7日、周辺の住民や議員とともに、防衛省に「住宅密集地での人員降下訓練を止めさせよ」と抗議・要請しました。

米軍は6月29日~7月2日の午前6時~午後10時の間、UH60へリやCV22オスプレイから、のべ30人が降下する訓練を実施。

2日の訓練中に開かず切り離されたメインパラシュートが落下し(米兵は予備で着地)、立川市西砂町の民家近くの電線などで発見されました。

同基地では2018年、2019年にも同様の事故があり、都や立川市など周辺自治体も「極めて遭憾」と表明しています。

防衛省の担当者は、訓練の詳細や事故原因などは「答えられない」「米側が調査中」と回答。原因が究明されるまで訓練を中止するよう北関東防衛局が米軍に申し入れたと述べました。

参加者からは「2018年の事故では米軍から詳細情報の提供や謝罪があった。なぜ今回はないのか」「横田基地所属以外の航空機での訓練は中止を」などの要望とともに、 「運良く、被害がなかっただけで、人や車に落ちたら大惨事。住宅密集地での訓練自体が間違いだ。真剣に中止を求めるべきだ」との声が相次ぎました。

(2020年7月8日付「しんぶん赤旗」より)