ヘイトスピーチの杉並区議(元・N国)/日本共産党区議団が辞職を要求

東京都杉並区の佐々木千夏区議が9月12日の区議会本会議で、中世の朝鮮王朝が日本に派遣した「朝鮮通信使」は「凶悪犯罪者集団だった」という発言を行いました。

共産党区議団は27日、「発言は議員の資格を欠くもので、撤回も謝罪もされていない」と、議員辞職を求める声明を発表しました。

佐々木議員に要請文を手渡す党区議団(区議団サイトより)

佐々木氏の発言は、朝鮮通信使は「凶悪犯罪者集団だった」、日本による朝鮮の植民地支配下で行った「創氏改名」についても「うそ」だというもの。
共産党など複数の会派が佐々木氏の一連の発言は「ヘイトスピーチだ」と抗議。

佐々木氏は発言の一部取り消しを申し出、26日の緊急本会議が一部取り消しを議決しましたが、佐々木氏は本会議にも出席していません。
共産党区議団は議会運営委員会で、発言自体の撤回と厳正な対処を求めました。

佐々木氏は4月の区議選でNHKから国民を守る党から立候補し初当選。
その後、同党を除名されました。

(2019年10月2日付「しんぶん赤旗」より)

 icon-arrow-circle-right 杉並区議団サイト「佐々木千夏議員の辞職を求める要請」