【参院決算委】米軍横田基地 降下訓練をやめよ/吉良よし子議員「事故相次ぐ」

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日本共産党の吉良よし子議員は5月20日の参院決算委員会で、米軍横田基地で事故が繰り返されているパラシュート降下訓練の中止と米軍が航空管制を行う横田空域の返還を求めました。

質問する吉良よし子議員=5月20日、参院決算委(「しんぶん赤旗」提供)

同基地では、訓練中にパラシュートが開かず、一部を切り離す重大事故が繰り返され、部品がみつからないなどの事態に住民から不安の声が上がっています。

吉良議員は、パラシュート事故が昨年4月に続き、1月8、9両日にも連続発生したのに、同月14日に訓練を再開した理由を追及。

防衛省の中村吉利地方協力局長は「4月はメインと予備のパラシュートを同時に開いた人為的ミス、1月はパラシュートのたたみ方が適切でなかった」とし、「米軍は別の型のパラシュートを使用するので再開した」と説明。

吉良議員が「別の型」が「同様の事故を起こさない仕組みなのか」とただすと、中村氏は「詳細を把握していない」と答弁。

吉良議員は「事故を起こさない保証にならない」と批判しました。

吉良議員は、1都9県にまたがる広大な横田空域の返還を要求。

河野太郎外相は「わが国が一元的に管制するという観点から関係省庁と調整していく」と答弁。

吉良議員は、空域の根拠となっている日米地位協定の見直しを求めました。

(2019年6月2日付「しんぶん赤旗」より)