高すぎる学費や、奨学金という名の借金が進学・進路を選ぶ壁になっていることが11日、アンケート調査をした学生グループが文部科学省で行った記者会見で明らかになりました。

多くの学生が、経済的な理由によって教育の機会が阻まれていると述べ、「すべての学生を対象に、高等教育の無償化が必要です」と訴えました。

「すべての学生を対象に、学費無償にするべきです」と訴える「FREE」の2人=11日、文部科学省(Web版「しんぶん赤旗」より))
調査を取り組んだのは、さまざまな大学に通う学生でつくる「高等教育無償化プロジェクト FREE」(FREE)です。

昨年9月から12月末の間にアンケートを実施し、140の大学・専門学校の学生1457人から回答が寄せられました。

調査結果では、進学にあたって59.5%の学生が「学費を判断基準にした」と回答。
39%が、「将来の進路を考える上で、学費や奨学金の影響があった」と答え、奨学金利用者だけで見ると70.7%に上りました。
91.3%がアルバイトをしており、5割超の学生が「学習・睡眠時間が削られている」と答えました。

会見では、同グループ代表の一人(東京大学2年)が調査結果を報告。
「豊かな未来をつくるために、教育は必要です。学生だけでなく、社会にとっても高等教育の無償化が求められています」と語りました。

政府の「高等教育無償化」法案について「これで高等教育の無償化が実現したとは言えません」と強調しました。

(2019年3月12日付「しんぶん赤旗」より)