東京都築地市場(中央区)の仲卸業者の有志と、築地女将(おかみ)さん会(山口タイ会長)は19日、東京魚市場卸協同組合(東卸、537業者)の組合員に対し、「いま一度、東卸組合員一同、一枚岩となって築地市場を守りましょう!」と題する文書を配布したことを明らかにしました。

文書は18日付で、「築地市場の移転にかかる全組合員投票を求める請願署名」は仲卸業者の半数を超える277事業者の署名を添えて東卸理事長に届けたことを報告。
都と市場業者団体で構成する新市場建設協議会が20日に、豊洲新市場(江東区、東京ガス工場跡地)の開場日を2018年10月に決定しようとしているにもかかわらず、東卸執行部が仲卸全員の意向を集約していないと懸念し、「豊洲移転の強行は、私たちにとって死活問題です。82年続いた築地市場を守り抜くとの不退転の決意を持って声を上げ続けていきましょう」と訴えています。

さらに「豊洲市場は使い勝手が悪いうえ、アクセスも不便、土地・建物ともに食品を扱う市場としてどれ程、不適切であるか、事実が隠ぺいされていたのかなど我々が知ることとなった今、豊洲市場にいったい何のメリットがあるというのでしょうか。東京の鮮魚はじめ多くの物流が破たんしかねません」と批判。

「共存・共栄の場内・場外、にぎわいを・伝統を・粋を・文化を・歴史を支えている築地の街全体を残すべきではないでしょうか」と呼び掛けています。

(12月20日付「しんぶん赤旗」より)