【都議会委】築地再開発会議の人選 市場関係者排除するな—白石たみお議員要求

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日本共産党の白石たみお東京都議は7日の都議会都市整備委員会で、築地市場の豊洲新市場移転に伴い設置された築地の再開発検討会議が市場関係者を排除した問題を取り上げ、同会議の委員に築地市場関係者を加えるよう改めて求めました。

検討会議は委員(10人)に築地市場の関係者は加えず第一回会議を10月12日に開催。
都は築地市場用地の再開発を民間主導で実施する意向です。

白石都議は、検討会議委員の人選について、小池百合子知事の”お気に入り”や側近には枠を確保する一方で、当事者である市場関係者は一人も選ばないという偏った選び方であり、「公平性・中立性が欠如している」と指摘。
「築地を支えてきた市場関係者から話を聞く姿勢がまったく示せないのでは、築地ブランドや食文化を守ると知事が言ったことが生かされる保証はない」とただしました。

東京都議会で質問する白石都議=7日、東京都議会

東京都議会で質問する白石都議=7日、東京都議会

白石都議は、検討会議の委託調査に触れ、市場関係者や市場当局からの意見を調査する予定はあるのか質問したのに対し、都市整備局の担当者は明言せず、市場関係者の声に耳を傾けようとしない都の姿勢が改めて示されました。

白石都議は「市場関係者そっちのけに、民間デベロッパー(開発企業)の意見を重視した街づくり計画を進めていこうとしているようにしか見えず、過去に検討された高層建築物などの計画を下敷きとして再開発を進めることは許されない」と厳しく批判しました。

(11/9付しんぶん赤旗より)