東京都議補選が、都知事選と同じく31日に投開票されます。日本共産党は、藤原たけき(45)=新宿区=、小柳しげる(44)=台東区=、おりかさ裕治(58)=渋谷区、いずれも新、被選挙数各1=の3候補が、都知事選で鳥越俊太郎統一候補の当選を勝ち取り、都民の手に都政を取り戻す議席を増やそうと駆け回っています。大田区では民進党の、もり愛候補(39)=新=を応援しています。

台東 小柳候補 小池書記局長と

鳥越都知事候補と小柳都議候補(中央)の必勝を訴える小池書記局長(左端)=29日、東京都台東区(「しんぶん赤旗」提供)
鳥越都知事候補と小柳都議候補(中央)の必勝を訴える小池書記局長(左端)=29日、東京都
台東区(「しんぶん赤旗」提供)

自民党新人と一騎打ちとなった台東区の小柳候補は29日、小池晃書記局長とともに、同区上野の街頭で訴えました。徳留道信都議、小柳候補を応援する民進党の松尾明弘東京2区総支部長らが駆けつけました。
小柳候補は「都議会に必要なのは、疑惑徹底究明を要求し、クリーンな都政を実現する共産党の議席です」と力を込めました。
小池氏は、都知事選で鳥越俊太郎候補を野党と市民の力で必ず勝利させようと訴え「中小企業、商店街を応援し、認可保育所、特養ホームをつくり、医療・介護の不安をなくすために税金を使う都政を実現しよう」「憲法を生かした都政を実現しよう」とよびかけました。また、都政で大型開発を優先し、暮らしを置き去りにしてきたのは自民、公明の与党だと批判。都民の暮らしを踏みつけにしてきた自民党の議席を絶対に増やすわけにはいかないと強調し「鳥越さんを支える与党の議員、野党統一候補として、共産党の小柳さんを都議会に送ってください」と訴えました。

新宿 藤原候補、渋谷 おりかさ候補

おりかさ裕治候補(渋谷区)(「しんぶん赤旗」提供)
おりかさ裕治候補(渋谷区)
(「しんぶん赤旗」提供)
藤原たけき候補(新宿区)(「しんぶん赤旗」提供)
藤原たけき候補(新宿区)(「し
んぶん赤旗」提供)

新宿区は藤原候補と、自民、民進、無所属の候補の4人のたたかい。藤原候補には、区民から介護や福祉の拡充、くらしの負担軽減へ期待が寄せられています。
渋谷区は、おりかさ候補と自民、民進候補の3人が競い合っています。おりかさ候補の待機児童解消と「憲法9条守れ」の訴えに、保守的な立場の人からも共感が集まっています。
藤原、おりかさ両候補は、舛添前都知事の「政治とカネ」問題を徹底究明し、くらしと憲法を守る都政の実現へ、認可保育園や特別養護老人ホームの増設、都独自の給付型奨学金の創設、国民健康保険料(税)の負担軽減などを訴え、全力で奮闘しています。

大田 民進・もり候補応援

もり愛候補(大田区)(「しんぶん赤旗」提供)
もり愛候補(大田区)(「しんぶ
ん赤旗」提供)

都議補選大田区(被選挙数1、立候補3)で日本共産党は、鳥越俊太郎都知事候補の勝利と、都政の転換へ自民党を打ち破るため、民進党のもり愛候補を応援しています。
26日に大田区産業プラザで開かれた鳥越、もり両候補の演説会で、もり氏は「立候補を取り下げた共産党の藤田さんの思いを受け取って頑張ります」と語りました。

(「しんぶん赤旗」2016年7月30日付より)