学生の皆さんへのエール
「涙をボロボロ流しながら、思わず一人で拍手しながらききました」、21日の参院決算委員会の質問に、メール・電話・ファクスで感想が相次ぎました。何人もの方が、高学費と「奨学金」という名の借金の当事者で、さまざまな思いが噴出して「涙が止まらなかった」と伝えてくださったのです。
私は1984年の大学入学。学費も生活費も、その頃とは負担が全く違います。自分が生きていくために、1日8時間働く学生が珍しくないのです。
それでも授業料を払いきれず退学し、借金返済だけが残ってしまう。話しを聞いた学生たちの実例を示すとき、私もまた涙をこらえていました。
「ドイツ、イギリスは、財政難を理由に大学授業料無料をやめたが、学生の運動で負担軽減の政策や再び無料へと施策転換させている」「奨学金を貸与する国はあるが、返済総額を減らす支援がある」。この質問には、学生のみなさんへのエールも込めました。日本でもできる、一緒に実現しよう!
(「しんぶん赤旗」2016年1月23日付より)