英語教育の請願審議
「少人数の学習集団 柔軟に」共産党が表明/都議会

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「東京の英語教育を良くする会」(滝口優代表)が提出した「東京方式中学校英語科少人数・習熟度別指導に関する請願」が27日、東京都議会文教委員会で審議され、日本共産党の里吉ゆみ都議が質問しました。生徒たちの状況に合った教育を考え実践する教師・学校の判断を支えることが大切だと指摘、請願採択を求めました。

請願は、中学校英語科の少人数授業で、一つの学級を二つの学習集団に分ける「1学級2展開」を認めることを求めたものです。

都教育庁の伊藤哲指導部長は「(二つの学級を三つの学習集団に分ける)2学級3展開を基本にしている」「1学級2展開は、時間割の編成や教室確保が困難」としました。

里吉都議は、学級をくずし、学力のみを基準にした学習集団では効果があがらないという、学校現場の声を紹介。時間割などは工夫で対応できるとし、「2学級3展開の習熟度別編成にこだわるのではなく、少人数の学習集団の作り方も、1学級2展開も含めて柔軟に認めていくことを要望する」と表明しました。

請願は、日本共産党と生活者ネットが賛成しましたが、賛成少数で不採択になりました。

(「しんぶん赤旗」2015年11月28日付より)