利用しやすい会場に
パラリンピック 障害者の声聞いて/都議会特委

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徳留都議が質問

日本共産党の徳留道信東京都議は28日、都議会オリンピック・パラリンピック推進対策特別委員会で2020年の東京パラリンピック大会の開催準備について質問しました。

徳留都議は、五輪本来の理想とともに、競技会場や交通アクセスなどの利用しやすさを重視する「IPC(国際パラリンピック委員会)アクセシビリティガイド」の基本を踏まえた大会準備を促進・具体化することが重要だと強調。東京版のガイドライン具体化への取り組みを尋ねました。

萱場明子パラリンピック担当部長は、東京版ガイドラインは「障害の有無にかかわらず全ての人が参加しやすい大会となるよう国や組織委員会とともに協議会を設置して、検討を進めている」「『IPCアクセシビリティガイド』及び関係国内法令などに基づき、基準を取りまとめる」と答弁しました。

徳留都議は、東京版ガイドラインに生かすための協議会で障害者団体などからの聞き取りにも触れ、障害者の意見、要望は「障害のある人もない人も、すべての人々にとって、安全で快適な暮らし、移動できるようなユニバーサルデザインの街づくりにもつながっていく」と述べて、ガイドラインの基準などの情報の公開とともに、障害者や関係者に丁寧に理解と合意を求める作業を進めるよう求めました。

(「しんぶん赤旗」2015年8月29日付より)