横田に大型燃料タンク 米軍、調査参加社募る

拠点化進む中10万バレルの規模

 在日米軍横田基地(福生市など東京・多摩地域5市1町)で米軍が新たなジェット燃料大量貯蔵用の地下タンク建設を予定していることが、14日までに分かりました。同基地は、給油や輸送、特殊作戦機CV22オスプレイの配備などインド太平洋地域で行動する米空軍部隊の後方支援・出撃拠点として強化が進んでいます。

 米軍工兵隊―日本地区は10月20日、横田基地での燃料大量貯蔵タンクの2期事業について、11月20日を応募期限に業者選定のための市場調査の参加業者を募集。10万バレル(約1590万㍑、ドラム缶約8万本分)を貯蔵できる地下タンク1基とポンプ施設などを建設する計画です。

 建設予定地は、基地南東側の既存タンク2基と、1期事業で米国の建設会社と大林組が23年3月に受注した建設したタンク1基がある区画です。同区画の周辺には、19年に無人偵察機RQ4グローバルホークの駐機場、21年に大型のC17輸送機4機とC130J輸送機5機を駐機できる駐機場が建設され、オスプレイ配備に伴う格納庫、シミュレーター施設、司令部施設、エンジン稼働状態での給油施設などの建設も進んでいます。

 横田基地では核攻撃可能なB52爆撃機や、米本土からインド太平洋地域で演習などに参加する戦闘機に給油する大型空中給油機が頻繁に飛来しています。

(「しんぶん赤旗」2025年11月15日付けより)

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