市民の手で宮本徹候補を

街頭宣伝・SNSで

日本共産党、自由民主党、国民民主党の3候補が立つ東京20区(東村山市など)。「アピールが苦手」な共産党の宮本徹氏を「支持者の外に広げたい」と多くの市民や政党関係やがSNSや街頭宣伝で工夫しています。

選択的夫婦別姓を訴える宮本氏(東京比例重複)の動画が、SNSで30万回以上視聴されています。女性ばかり改姓するのはいびつだからと自身が結婚時に妻の姓に変えたところ、つらい思いをしたといいます。

音楽プロデューサー松尾潔さんが「見ておいた方がいい」と紹介するなど、拡散されています。

動画を投稿したのは「東京20区宮本徹推し勝手連」です。立憲民主党の市議など数人で9月に立ち上げました。社民党やれいわ新選組の支持者、無党派の市民も加わります。

21日夜、清瀬駅前。障害者の親や労働者、無所属市議が応援スピーチする横で、宮本氏は「こんばんは」と声をかけながら目を見てビラを配ります。離れたところでビラを受け取った人をボランティアが宮本氏に紹介。握手する場面もありました。

立民の東村山市議だった藤田雅美氏は「共産党にはいい議員が多くいる。身近になれば応援する人はもっと増える」と話します。

久米川駅徒歩3分の宮本事務所。ボランティアが集まります。
介護離職した60代は、男尊女卑の家に育ち、個人の尊重やジェンダー平等社会を切望します。10年続く親の介護で行き詰まっていた21年、総選挙ボランティア募集の宮本候補のSNS投稿を見ました。「これならできる」と手伝ったきっかけで近くに移住。今回選挙でも事務所ができ「キター!!」と思いました。本当は中立でいたいけれど「今は共産党が中立だろう」。ビラを折り証紙を貼ります。

(しんぶん赤旗2024年10月23日付より)