保護者の要望答えよ 英語スピーキングテスト

❚ 超党派議連が要請

 受験生や保護者から「公平性が保てない」と批判が上がっている東京都教育委員会の中学生英語スピーキングテストESAT―Jに対し、都立高入試への活用中止を求める都議会の超党派議員連盟は19日、保護者の改善要望に都教委が全く回答していないとして、直ちに回答するよう浜佳葉子都教育長宛てに申し入れました。

保護者の要望に答えるよう都教育庁側(左)に申し入れると議会の英語スピーキングテスト活用中止議員連盟=19日、都庁(しんぶん赤旗提供)

 都教委は昨年11月に実施されたESAT―Jを「適切に行われた」として、今年の都立高入試に導入しましたが、受験生からは「周囲の受験生の声がうるさかった」「解答の録音確認時に周りの声が録音されていた」などの声が上がっています。

 議連の申し入れでは、ESAT―Jに反対する保護者の会が5月に改善要望書を都教委へ提出したにもかかわらず、都教委がいまだに回答していないと指摘。都教委が保護者同席の議連ヒアリングへの出席を拒否したことを批判しました。

 その上で、▽改善要望書に直ちに回答する▽議連ヒアリングに保護者を同席させる▽ESAT―Jの生徒の解答音声を保護者の前で確認する―ことを求めました。

 都教育庁の部長は、事前に申し入れへの応対を表明していたにもかかわらず欠席。参加した都議は「欠席する対応は議会との信頼関係を崩す」「保護者の要望から5カ月たっても回答しないのはあり得ない。都の責任を果たすべきだ」などと批判しました。
(しんぶん赤旗2023年10月20日付より)