葛飾 補助金不正の法人代表から献金 区長は事実明らかに

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葛飾 区民が追及

東京都葛飾区の青木克徳区長が、区の補助金を受け取っている法人の代表者から献金を受け取っていた問題で、区民でつくる「葛飾区政をただす会」(浅野正治代表)は8日、記者会見し「法人は10年間で計4億円以上の不正流用を指摘されている。区長が代表から献金を受け取ることは社会的、道義的に許されない」と強調しました。

都選挙管理委員会が公表した2019~21年分政治資金収支報告書では、区の補助金を不正流用していた「かつしか堀切保育園」運営法人の代表者から計130万円を受け取っていました。

ただす会の浅野代表は、青木区長か公開質問状への回答で献金について「法にのっとり処理している」と回答しただけで「具体的な回答がない」と指摘。

青木区長が17年にもこの代表者から15万円を受け取っていたこと、同保育園が17~21年度に保育園運営費6218万円余の公金を不正流用していたのをはじめ、法人全体では12~21年度に4億1071万円を流用していたことを示し、「区長は事実を誠実に明らかにすべきだ」と訴えました。

会見には日本共産党の三小田准一、木村ひでこ両区議も同席しました。

青木区長はこの法人の他にも、区立学校の給食調理業務を受託している「藤江」の創業者や、区施設の改修工事を請け負っている 「トーヨー建設」の代表者らからも献金を受け取っていました。 

(「しんぶん赤旗」8月9日付より)