日本共産党は7月15日に党創立102周年を迎えました

都教委の英語スピーキングテスト 欠陥指摘 受験生から相次ぐ

この記事は約2分で読めます。

「入試活用中止を」とや・青柳氏迫る 都議会委

日本共産党の、とや英津子、青柳有希子両東京都議は9日の都議会文教委員会で、都教育委員会が保護者や専門家の批判や懸念を押し切って昨年11月に行った英語スピーキングテストESAT-Jについて「受験生から欠陥を指摘する声が相次いだ」として都立高校入試への活用を中止するよう迫りました。

とや氏は、都民団体が試験当日の状況について行ったアンケートで受験生や保護者から「同じ教室で30人が一斉に解答し、(外からの音を防ぐ)イヤーマフをつけても周囲の人の声がはっきり聞き取れた」「回答の録音確認時に周りの声が録音されていた」との証言が多数寄せられていたと紹介。都教委が「適切に実施された」としたことに対し、「証言は具体的。子どもたちがうそをついているというのか」と追及しました。

とや氏は、テストの採点に誤りがあり8件を訂正した問題について、解答音声データの再確認を誰がどのように行ったのか質問。再確認で経費が生じた場合、都教委とベネッセのどちらが負担するのかただしました。

今日委員長の滝沢佳宏担当部長は「新たな追加予算が必要かは決まっていない。(ベネッセとの)協定に基づいて確定していく」と答えました。
青柳氏は、同テストがベネッセの民間試験GTECのシステムと出題形式を使って行ったことを「利益相反だ」と批判しました。

(しんぶん赤旗2023年2月11日付より)