陸自オスプレイ あす立川飛来 共産党が撤回要求

オスプレイの立川飛行場飛来について防衛省に説明を求める山添拓参院議員(前列中央)と笠井亮衆院議員(その左)=30日、東京都千代田区

陸上自衛隊の垂直離着陸機オスプレイが2月1日に東京都の陸自立川飛行場(立川市)に飛来し訓練する計画について、日本共産党や住民は30日防衛省に抗議し撤回を求めました。陸自同機が島しょ部以外の東京に飛来するのは初めて。笠井亮衆院議員、山添拓参院議員、立川など周辺市議、平和委員会の代表が立川住民とともに説明を求めました。

オスプレイについては、プロペラとエンジンをつなぐクラッチの不具合が起きています。

山添氏は「不具合の原因や発生する条件は分かっているか」と質問。防衛省担当者は「分からない」と答え、事故が起きれば場所を探し着陸すると説明しました。東京平和委員会の岸本正人事務局長の「緊急の着陸場所とはどこか」との問いには、明確な場所を答えませんでした。

若木さなえ立川市議は「市民から不安の声がたくさん寄せられている。周辺8市も住民の不安を解消するよう防衛相に要請している。まともな説明もないまま、住宅密集地を飛来するなど許されない」と強調し、立川の住民は「絶対に中止してほしい」と求めました。

(しんぶん赤旗2023年1月31日付より)