オスプレイ懸念の意見書 東京・国立

米空軍特殊作戦機CV22オスプレイ

東京都国立市議会は21日、陸上自衛隊オスプレイの立川基地(立川市)への平井と訓練について、市民の懸念が払しょくされないまま行わないよう国に求める意見書を日本共産党・立憲民主党などの賛成多数で可決しました。自民党・公明党などは反対しました。

意見書は「防衛省が十分な説明責任を果たして、市民の懸念が払拭されることのないまま飛来・訓練することがないよう」国に求める市民の陳情を受けたもの。

防衛省は立川基地周辺自治体に対し、木更津基地に暫定配備している陸自オスプレイを来年1月以降、立川基地に飛来させ、訓練を行うとしています。

意見書は、オスプレイが国立市民の頭上を低空飛行することが懸念されるにもかかわず「防衛省の説明はなく、立川飛行場周辺自治体連絡会の要請内容」にも入っていないと指摘。飛来が「月数回程度の見込み」とされるだけで、機数や回数について「事前通知が約束されていない」として、防衛省が十分な説明責任を果たし、市民の懸念が払拭されないまま飛行・訓練することがないよう求めています。

(しんぶん赤旗2022年12月28日付より)